今回はDTMというかBMS製作で役に立つツール「woslicer」を紹介します。
脳性濁流さんのところにあります。以前にもちらっと紹介しましたね。
一言で言えばwavを指定したbpmに合わせて切ってくれるツールです。
多くの作者さんが使ってるようですね(私も使ってますが)
起動すると、こんな画面↓が出てきます。
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一通り操作が書いてあります。なんて親切なツールなんでしょう。
では早速、音を切ってみましょう。 適当に用意したwavファイル |
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をウィンドウに放り込みます。
そうするとウィンドウにwavデータの波形が表示されます。 最新バージョンではかなり長いwavファイルでも読み込めますね。 wavファイルを読み込めたら、とりあえずBPMの設定もしてしまいましょう。 (今回はBPM180に設定しました) ○wavファイルをウィンドウにD&D ↓ ○キーボードの「1」「2」キーを使ってBPMを設定する。 ※「1」で下げる、「2」で上げる。 |
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設定が終わりました。
が、上記画像を良く見ると開始点が中央の黄色いラインから少しずれていますね。 なにやら気持ちが悪いので、音の開始位置の微調整を行います。 キーボードの「7」、「8」で「ずらし」操作を実行できます。 |
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波形の開始点が中央の黄色にぴったりですね。
ちょっとやりすぎた気もしますがここでは気にしません(笑) では次に音を切る位置をマーキングしていきます。 主に使用するキーは… 「↑」「↓」… マーカーをグリッド一つ分移動 「←」「→」… マーカーを2小節分移動 「Z」… マーカーの配置、消去 「Q」「W」… グリッド幅を変更(デフォルトは16分音符) 「P」… プレビュー(再生して次のマーカーへ移動) 「Enter」… プレビュー(再生する) ウィンドウ真ん中の黄色い線が現在見ている波形の位置です。 ここだ!と思うところでZキーを押してマーキングしていって下さい。 マーキングし終わったら最初の位置から、Pキーで確認してください。 |
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水色のラインが入ったところがマーキングされた場所です。
このまま出力すれば6個のファイルになるわけですね。 それではいよいよwavファイルを出力します。 切断されたものは元ファイルのあったフォルダに連番で出力されます。 出力は「M」キーを押すと一括で行われます。 |
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「breaks_01.wav」が元ファイル。
他の連番のついたものが出力されたファイルです。 出力したwavファイルをBMSE上に配置します。 今回は定義を「#WAV10」の位置から使う事にします。 ○あらかじめBMSEで「#WAV10」の位置を選択しておきます。 ↓ ○連番のwavファイルをすべて選択し、BMSEにD&Dで放り込みます。 |
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「#WAV10」の位置から連番で定義されました。
次に定義したwavファイルを配置していくわけですが、 ここでwoslicerの機能「クリップ書き出し」を使います。 クリップ書き出しとはクリップボード上にwoslicer上の情報を そのままBMSEに貼り付け出来る状態で書き出してくれる機能です。 ※クリップボード(ctrl+Cなどでコピーする際に記憶する場所) 「woslicerでのクリップ書き出し」 ↓ 「BMSEでCtrl+V」 と操作するだけで定義したファイルを一個づつ置いて行く手間が省けるわけです。 今回は数が少ないので一個づつ置いても大変じゃないですが、数が多いと一苦労です。 ※BMSEでは「+」、「−」を押すと次のファイルを選択できます。 ちなみに今回は#WAV10から定義しているので、 クリップ書き出しをする前に「始番号」を設定しています。 「A」、「S」キーで設定します(woslicerの左の一番下にありますね)。 ○始番号の設定(今回は10に設定) ↓ ○クリップ書き出し ↓ ○BMSEで貼り付け |
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切断したwavをBMSEに配置する事が出来ました。
今回は切って配置するまでの基本的な操作だけ取り急ぎ解説してみました。 直感的に使えるツールでそれほど説明はいらないと思いますので、 どんどん使って慣れてみてください。 ※今回はスルーしましたが末端とかちゃんと調整した方がいいかも(笑) |