◇ Phase-1
VSTiってなんだよ?って言う方の為にまずは簡潔に説明しておきます。
VSTi(VSTインストゥルメント)というのは、DAWに追加して使える音源です。
要するにコイツを導入すると使える音源が増えるわけです。
いわゆるソフトシンセってやつの一種ですね。
以上で簡潔な説明を終わります。


では、実践していきます。
まずは、インターネットで適当にVSTiを入手しましょう。
今回は DSK Musicさんの所の、DSK AkoustiK GuitarZ というVSTiを導入してみます。
なんかギター音源みたいですね。新しい音源を入れる時はワクワクしますね。


ダウンロードして、ファイルを展開します。
すると…


□DSK AkoustiK GuitarZ
・◇DSK AkoustiK GuitarZ.dll
・◇DSK Music - Readme.txt


というような感じになってます。
.dllのファイルの方が本体ですね。


さっそくFLStudioに入れてみようと思います。


で、どこに入れるのかと言うところですが、それもこれから設定します。
とりあえず、FL Studioを起動してください。
起動したら、メニューから OPTIONS → File settings と選びます。
(とりあえず F10 を押してくれても良いです)
↓↓↓
settingsウィンドウが表示されます。
F10でsettingsウィンドウを出した人は FILE を選んでくださいね。
VST plugins extra search folder という項目に表示されたディレクトリが、
さっきのVSTiを入れる場所になります。
赤丸で囲ってあるフォルダアイコンを押すと設定できます。


私の場合は、
C:\〜\FL Studio 6\Data\Patches\Plugin presets\VST
というディレクトリに設定してあります。
これは、 search folder とあるように、検索用のパスを設定してるだけです。


なので実際にVSTiを入れる場所は、さらに配下の、
C:\〜\FL Studio 6\Data\Patches\Plugin presets\VST\dlls
です。


と、まぁVSTiを突っ込む場所が分かったので、フォルダごと突っ込んでおいてください。
これできっと、新しい音源が増えてるはずですね。




◇ Phase-2
では、実際に導入したVSTiを使ってみましょう。
メニューで CHANNELS → Add one と選ぶと現在使用できる音源が選べます。
ここに DSK AkoustiK GuitarZ があれば…って、無いですね。
まぁ当然なんですが。
まだソフト側で認識していないので表示されていません。
では、選べるようにしましょう。


 CHANNELS → Add one → More... と選びます。
すると、何やらウィンドウが出てきます。
これは、認識されてるVSTiやVSTエフェクトが表示されるウィンドウです。
ではここに DSK AkoustiK GuitarZ がいるのかと言うとまだいません。


ウィンドウの一番下に [Refresh] という項目があります。
Refresh → Fast Scan(recommended) と選びます。
上記の操作を行うと、Phase-1の最後で設定したフォルダが検索されます。
新しいVSTiを見つけると [Refresh]の横にメッセージが出ます。
今回は一つ追加したので、 1 new plugin was found. と表示されてます。
また、さっきは無かった DSK AkoustiK GuitarZ がウィンドウ内に、
赤文字で表示されます。
この状態だと、まだ DSK AkoustiK GuitarZ が見つかったと言うだけです。
なので文字の横の □ にチェックを入れます。クリックでOKです。
□が[F]という状態になったら、ウィンドウを閉じてしまって良いです。
◇ Phase-3
使えるようになったか確認してみます。
CHANNELS → Add one と選んでみてください。
今度は DSK AkoustiK GuitarZ が表示されているはずです。


DSK AkoustiK GuitarZを選択すれば、 DSK AkoustiK GuitarZ が起動します。


起動したら適当に弄ってみてください。
今回は、導入が目的なので使い方は説明しません。
以上でVSTiの導入についてを終わります。
◇ Phase-4
たいてい、どのVSTiも似たような感じで扱えると思いますが、
とりあえず使用上における注意点を少しだけ書いて見ます。


・VSTiとVSTエフェクトを混同しない
 エフェクトは音源とはまた別の扱いになります。


・CPUの消費に気をつける
 VSTiにも動作が軽いものや重いものがあります。
 作曲中に追加して下手をするとFL Studioが落ちる事もあります。
 CPUの消費量はFL Studioでもチェックできます。
 気を付けてください。ほんとに…。


・相性がある
 VSTiもライブラリですのでFL studioとの相性があります。
 これも合わないものを使うとFL Studioが落ちる事もあります。
 新たに導入する時は作曲中のデータを保存してからにしましょう。
 ある程度テストしてみて問題がなさそうなら使うようにしましょう。
 またFL studioで使えなくても、別のソフトなら使える事もあります。


どんなものも使ってみない事には分かりません。
いろいろ試して素敵な音色を奏でてみてくださいね。
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